- 2026年5月25日(月) 第242回 TBSラジオ番組審議会より
- 2026年4月10日(金)放送(午後10時00分~11時30分)『武田砂鉄のプレ金ナイト』
審議委員(敬称略)
| 委員長 | 渡邊久哲 |
|---|---|
| 副委員長 | 浜田敬子 |
| 委員 | 望月優大 川口あい 大石英司 徳田俊介 |
局側担当者
- 向山会長
- 長谷川コンテンツ制作局長
- 後藤総合戦略局編成戦略部長
- 松重番組担当プロデューサー
- 土倉番組現場プロデューサー
- 土屋編成戦略部員
- 藤井番組審議会事務局長
審議対象番組
2026年4月10日(金)放送(午後10時00分~11時30分)
『武田砂鉄のプレ金ナイト』
2026年4月10日(金)(午後10:00~11:30)放送の『武田砂鉄のプレ金ナイト』
週刊誌、文芸誌、ファッション誌など、さまざまな媒体で連載を持っているライターの武田砂鉄さんが毎週金曜日の夜に生放送でお送りしている90分番組です。4月10日放送回は、爆笑問題の太田光さんがゲストで、「ニュースエトセトラ」ではTBSラジオの澤田大樹記者と今週のニュースについて振り返りました。
委員の主な発言
- この番組の強みは、深さとブッキング力が両軸としてあるのかなと思います。深い部分、スポンサー的な観点で言うと、こういった視点が好きなスポンサーと、そうではないスポンサー、特にナショクラ系のスポンサーはどうしても敬遠しがちなところもあるのかなと思いながら聴いていました。では、自分だったらどうやってビジネスモデルを作るのかという観点で考えた時に、この番組だったら、例えば研修的なビジネスというか、コンテンツをきっかけに、研修というか、ご本人の武田さんを呼んできたり、年何回の研修とか作っていく。海外は割とメディアプラス研修の事業モデルが増えていったりしているので、そういう意味で言うと、深く、ブッキング力が高いという強みをそういう観点で生かせるのではないかと思いました。
- 砂鉄さんならではの観点でお話を聞いているところがすごく面白かったのと、自分が今まで取材されてきたところも、今回、ゲストが太田さんということもあって、結構ハイブローなことを当ててもいけるみたいな感じのやりとりでお話されていたのがすごく面白かったなと思います。砂鉄さんと太田さんの関係性がある上での比喩の出し方とかがすごく絶妙だなと思って聴いておりました。それから、意外と砂鉄さんが芸人顔負けのやりとりではありませんが、ノリツッコミみたいなところでお話されたところから始まっていたのも、そんなに聴いていないリスナーからしても、すごく入りやすいのではないかと思ったりしました。全体的に砂鉄さんの人間性というか、お話とかもすごく面白いですし、広げるというよりは、お客さんをつかんで深く作っていく番組なのだろうと思いました。
- 以前に比べてメチャメチャ話芸に磨きがかかっているなと。すごく落ちついた感じで、変な演出とかもそれほどなくて、喋りでこれだけもたせるというのは本当にすばらしいと思いました。最初の11分ぐらいの導入部分も、話題の展開が、やはり物を書いている人だなと思います。私たちも物を書く時は、起承転結の転のところをすごく意識しますが、喋りなのですが、書くコラムっぽい。全体的にそういう印象を受けました。聴いていると、これは誰かに似ていると思ったら、久米宏さんを思い出したのです。声のトーンとかは全然違うけれども、何となく伝えるスタンスみたいなのが、砂鉄さんは令和の久米さんなのではないかとちょっと感じました。あと、リスナーデータを見ても、女性が取れているというのがすごいですよね。もともと持っていらっしゃるスタンスとかがあるからだと思いますが、もちろん差別的な言葉もないし、砂鉄さんは本当にユニセックスな感じなので、男女どちらが聴いても嫌ではないし、圧もない。女性が安心して聴ける番組なのだなということも改めて感じました。
- 前の番組からの流れで聴くことも多かったので、正直、最初の10分で離脱してしまったことも前はありました。今回聴いてみて、冒頭10分はAIの話とか、持論を、差別的な言葉はないけれども自分の意見でお話されていて、その後、話し方が柔らかくなったり、対談のパートは、相手を否定せずに、リスナー的にこれが聞きたいというところを引き出されるような話し方とか、相づちの打たれ方をしているなというのがすごく印象的で、僕も気づいたら心をつかまれて、あっという間にそのパートも聴いて、最後まで90分聴いてしまったのですが、こういうところに人気のツボがあるのかなと思いました。今まで、最初の10分とかで離脱していたのはすごくもったいないことをしていたなと感じました。
- 全体的に最初から最後まで安定感とか、声の聴きやすさとか、すばらしいなと思いました。同時に砂鉄さん色に染め過ぎていないというか、胃もたれする感じではないのがすごくいいなと思いました。最初から最後までずっと自分の意見を言っているという感じで染めていくようなスタイルではない部分が聴きやすさにつながっていたり、いろいろなゲストの方がはまっていきやすい器になっているのかと思いました。すごくガッツリ深くつかまれているリスナーさんもいると思いますが、新しい人が政治的なスペクトラムでもいろいろな人や世代が入ってきても、そんなに嫌悪感を感じるとか、自分向けの番組ではないなとか思いづらい器の大きさがある、入ってきやすい番組ではないかと感じました。
TBSラジオ番組審議会事務局