- 2022年10月31日(月)第205回 TBSラジオ番組審議会より
- 2022年10月2日・9日(日)放送(20時30分~20時55分)『脳盗』
審議委員(敬称略)
委員長 | 渡邊久哲 |
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副委員長 | 伊藤英敏 |
委員 | 浜田 敬子 望月 優大 川口あい 児島 満理奈 横山 真司(欠席) |
局側担当者
- 三村社長
- 武田番組審議会担当役員
- 長谷川事業創造センター長
- 松重プロデューサー
- 菅谷ディレクター
- 宮城事業創造センター員
- 加藤番組審議会事務局長
審議対象番組
2022年10月2日・9日(日)放送(20時30分~20時55分)
『脳盗』
Spotifyでチャート最高順位1位の大人気ポッドキャスト「奇奇怪怪明解事典」のパーソナリティを務める、HIPHOPユニットDos MonosのTaiTanと、MONO NOAWAREの玉置周啓がお届けする、面白いと思う作品や体験をTaiTanが様々な角度から語っていく番組。肴にして吞むと盗まれるように酒がなくなっていく珍味「酒盗」のように、❝味わい深い珍品❞を紹介することで、リスナーの可処分時間を奪い、興味を持ってもらえれば成功というコンセプトの番組。
委員の主な発言
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〔委員の主な発言〕
- ラジオ番組に対する私自身のセオリーには、はまらない番組で全編にわたり何の話をしているのかほとんど不明だった。ところが2回目の放送では、印象が違ってTaiTanさんと玉置さんの会話が非常によく理解できる様になり、ここで若い二人が喋っているぞという感覚がすごく湧いてきました。これがこの番組の魅力だと思いました。
- 新しいチャレンジをおこなう姿勢は非常に評価できると思いましたが、言葉遣いが乱暴で、それをずっと聴かされるのは、正直つらいなと思いました。ネタは面白いが、展開できていない感じ。お二人の話だけで25分もたせるなら、もう少し話を転がしていった方がいいのではないかと感じました。
- コアところの格好良さを大切にしてウリにしている人が、マスコミ的なところに出ていく時の気恥ずかしさがあり、その処理をするのにつき合わされていると感じたので、もっと堂々とやればいいのと思いました。本当に自分がベタに面白いと感じることをぶつけて勝負できた方が絶対にいいと思います。
- Spotifyのポッドキャストも聴いたが、この番組よりもやわらかく、すごく楽しそうにお話されているので、そのような部分がもっと出てくるといいと思いました。ポッドキャストと違い、そのプラットフォームに合った演出・聴かせ方は、ラジオという世界でも考えられるはずだと思いますので今後に期待しています。
- 放送の内容よりもポッドキャストの方が面白かった。その後の放送回も聴き続けると、現代社会における違和感など、大きな問いに対して二人の回答を出していくやりとりを盗み聞きしているような感じがとても面白かったです。今後、番組が継続していくと、形ができてくるのかなという印象を持ちました。
- ちょっと乱暴だなというのが最初の印象ですが、言葉に対するこだわりをかなり強く持っている人たちだというのが分かり、興味を持ちました。喋り方が、芸人学者的で面白いなと感じ、最初は、気負いすぎていて辛い感じがしましたが、放送を重ねていくことで、角が取れて、この先もどんどん変わっていくのだろうと感じました。
TBSラジオ番組審議会事務局