- 2023年1月30日(月)第208回 TBSラジオ番組審議会より
- 2023年1月7日（土）放送（24時00分～25時00分)『俺達には土曜日しかない』
審議委員（敬称略）
| 委員長 | 渡邊久哲 |
|---|---|
| 副委員長 | 伊藤英敏 |
| 委員 | 望月 優大 川口 あい 児島 満理奈 浜田 敬子（欠席) |
局側担当者
- 三村社長
- 武田番組審議会担当役員
- 長谷川事業創造センター長
- 三宅プロデューサー
- 宮嵜現場プロデューサー
- 志村現場ディレクター
- 宮城事業創造センター員
- 加藤番組審議会事務局長
審議対象番組
2023年1月7日（土）放送(24時00分～25時00分)
『俺達には土曜日しかない』
昨年10月にスタートした、アーティスト・綾小路翔とリスナー全員で、誰かが抱える不満や悩みを解決へと導く、集団脳による課題解決バラエティ。今回の放送では日本武道館でのライブも終わり、ようやく正月気分を味わい中の翔さんが、リスナーが持つ不満や悩みの解決の糸口を見いだしています。土曜日の夜にラジオとYouTubeの生放送でお届けする1時間番組です。
委員の主な発言
- 下ネタもちょいちょい挟まれますが、その言葉遣いなども、女性が聴いていても嫌ではなかったです。本音を吐露すれば今はさまざまな人たちからツッコまれ、誰も傷つけない内容は時に優等生的になり過ぎてお説教臭くなりがちなところを、絶妙なバランスとユーモアで攻めている綾小路さんの立ち位置がすごいなと思いました。寄せられる悩みについても綾小路さんの回答だけでなく、カニミソと呼ばれるリスナーの人たちが一緒に考え、悩みに対してアドバイスしている構成は、今の対立・分断・炎上必須のＳＮＳ空間とは真逆の安心感があって、これぞラジオ番組だと感じました。
- 非常においしい番組でした。こんな気持ちになるとは全く思っていませんでした。翔さんの親しみある話し口と、リスナーの相談にただ答えているのではなく、すごく思いやりが感じられる喋りがあって、とても楽しく聴かせて頂きました。数十年前の番組に似ている感じもあるし、その中で新しいものも取り入れていて、今後も期待したいと思います。
- すごく面白く聴かせて頂きました。トピックとして軽い下ネタもあり、ややもすればハイリスクな話題も扱っているのかなと思いますが、質問メールに対する即興の回答についても非常にバランスが良くて、基本的に質問してきてくれた人に対してネガティブなことは言わないけれども、その質問とは少し別の趣旨の捉え方もあり得るということがさらっと出てくるところは、どのくらい意識されてやっているのか、素で出来る方なのか分かりませんが、とてもいいなと思って聴きました。
- リスナー同士が翔さんを中心にするサードプレイス的なニュアンスのコミュニティの居心地のいい温度感みたいなのが感じられて、ＴＨＥ ＡＬＦＥＥ情報の話とか、姉御さんとか、途中からはいったけれども❝わかる身内の面白さ感❞みたいなのは、私の30代後半という年代もあってなのかも知れませんが、わかるような感じがして素晴らしいなと思いました。あと、土曜日の深夜の生放送にメッセージがボンボン送られてくるというのは、少し驚きました。
- 初めて聴かせて頂いて、皆さんのおっしゃっているとおり想像以上に面白かったなと思いました。古き良きラジオというか、これがラジオだよな！みたいなことをとても感じるファンとのかけ合いとか、そういう番組構成になっていて、ラジオを聴いているなという感じがしました。
- 相談者が50代の主婦とか、かなり上の方もいました。氣志團のイメージだと突っ張っているみたいなイメージがありますが、全然そうではなくて、家族、子どもたちを抱えてどうしようかと悩んでいる主婦の人たちからの相談にもしっかり答えている。彼自身の家族LINEの話もでしながら相談できているというのは、人間の幅というか、厚みも感じられて、とても良かったなと思いました。
- 《参考》 【第206回番組審議会における諮問事項】
- 民放連(日本民間放送連盟)放送基準が3年余りの検討を経て改正され、2023年4月より施行される。今回の改正は、人権意識の一層の高まりや価値観の多様化に対応することなどを目的とした大幅な見直しである。民放連放送基準はTBSラジオ放送基準として準用されるため、TBSラジオは放送法第6条第3項に基づき、TBSラジオ放送基準の一部変更を番組審議会に諮問した。番組審議会は、2023年1月30日開催の第208回番組審議会で答申する。
- 民放連（日本民間放送連盟)放送基準の改正に伴う、TBSラジオ放送基準の一部に変更について、番組審議会は放送法第6条第4項に基づき、諮問案が妥当である旨、答申した。
答申事項
TBSラジオ番組審議会事務局