第176回『東京ポッド許可局』

  • 2019年11月11日(月)開催 第176回 TBSラジオ番組審議会より
  • 「東京ポッド許可局」2019年11月11日(月)(午前0時00分-午前1時)放送分について
    • 審議委員(敬称略)

      委員長 大石 裕
      副委員長 伊藤英敏
      委員 横山 真司 ペリー荻野 水科 孝之 増田 弥生 

      局側担当者

      • 三村 社長
      • 碧海取締役
      • 門田編成局長
      • 長谷川制作・情報部長
      • 長田番組プロデューサー
      • 吉野経営企画局長兼番組審議会事務局長

      審議対象番組

      2019年11月11日(月)放送(00時00分~01時00分)

      『東京ポッド許可局』

      マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオの3人の「おじさん」が、「屁理屈をエンターテインメントに!」を合言葉に世の中の様々な事象を、ちょっと卑屈に、アカデミックに分析して語る1時間番組。いわゆる「お笑い芸人のラジオ」とは一味違う、リスナーに考えるきっかけを与える番組。

      委員の主な発言

      • 話題として取り上げていた大阪のテレビ番組の話が長々と続き、受け手がいるわけでもないので「お酒を飲みながらノリでする会話」を聴いている印象。50歳前後の3人とも元気で、パワーを感じた。番組後半で3人の若い頃流行った音楽の話題やリスナーからのメッセージを取り上げていたが、そちらの方の話をもっと聴いてみたい気がした。
      • 総じて3人が本音の意見をきっちりと言ってくれて「こういう話が聞きたかった」という新鮮さを感じた。「ながら聴取」ではなく聴き入ってしまうのはポッドキャストから派生した番組だからだろう。日曜深夜に、明日から月曜日で仕事が始まる人にとっては寝る前にちょっと緩むひとときとなる番組だと思う。
      • 気楽に疲れずに聴ける楽しい番組だった。トーク・音楽・リスナーからの投稿紹介、という昔ながらのラジオの展開で、同年代のリスナーには共感できるところが多いと思う。最初のテーマについて3人のキャラクターならではのユニークな発想でいろいろと話をしてくれるが、長すぎたので途中でちがう話題に移った方が面白かったのではないか。
      • 聴いていてつい聞き耳を立ててしまうような、リスナーに対してきちんと発信しているわけではないところが逆に良いと思う。「自分だったらどうだろうか」と考えさせてくれる、通常の番組を聴くのとはちがう感性で聴くことができる特徴的な番組だと思う。
      • 普段から聴いているが、時事や政治、芸能のことまで様々なことに、ある程度教養がないとなかなか楽しめない番組と思う。一方で「はまった」ときには熱烈な共感を呼び、ファンになるリスナーが多いのだろう。頼りにならない父親の話は身につまされるリスナーも多かったと思うが、ダメ出しだけではなく救いになることも言って欲しかった。
      • 初めて聴く人には3人の声の区別がなかなかつかないような気がした。大阪のテレビ番組も私は詳しく知らないので盛り上がれなかった。「おじさん」3人で話しているので、個人的には「おじさんのトリセツ」のような話題を聴いてみたい。
      • ひとつのテーマで引っ張りすぎだと思う。この時間にどんな人に聴いてほしいのか、狙っている聴取者層が今ひとつ見えない。面白い番組とは思うが、様々なテーマを掘り下げるには少し知識と情報が不足している気がする。

      TBSラジオ番組審議会事務局

      〔委員の主な発言〕