第180回 TBSラジオ番組審議会 「ACTION」

2020年3月31日(火) 第180回 TBSラジオ番組審議会より
2020年3月13日(金)放送(午後3時30分~5時30分)「ACTION」

 

審議委員(敬称略)

委員長 大石 裕
副委員長 伊藤 英敏
委員 横山 真司 ペリー荻野 水科 孝之 増田 弥生 鬼丸 暢子

 

局側担当者

  • 三村 社長
  • 碧海取締役
  • 門田編成局長
  • 長谷川制作・情報部長
  • 長田番組プロデューサー
  • 吉野番組審議会事務局長

 

委員の主な意見

〔審議対象番組〕
2020年3月13日(金)放送(午後3時30分~5時30分)『ACTION』
「ACTION」は、この番組を通じて、個性豊かなクリエイター5人が、世の中を変えるヒントに気づき、様々な方法でアプローチして「より良い社会を実現するため」に、リスナーとともに実行していく情報エンタテインメント番組です。

〔委員の主な発言〕
◇パーソナリティの武田砂鉄さんの会話のつなぎ方、話題の展開がとても巧みだと感じた。ゲストの柳美里さんとの対話は圧巻だった。東日本大震災に対して、これからもどう向き合っていくか、深く考えることができた。

◇番組開始から1年が経って番組全体として落ち着いてきた印象。とても聴きやすくなったと思う。途中で入るオリンピックのコーナーは延期されてしまった状況で今後どうするのか検討が必要であろう。

◇「情報エンタテインメントプログラム」という位置付けはなかなか難しいと思う。報道ではなく、エンタテインメントとして情報を届ける、そしてアクションにつなげるというのはどういうことなのだろうか。番組のカラー、メッセージをもう少し明確に伝えればコアなファンがもっと増えるのでないか。

◇真面目で誠実な語り口で、興味がそそられる話題もあったがトーンが低い。もっと突っ込んだ会話や、流れを活かした番組になれば、もっと聴き手も興味をもってくれるのではないか。

◇この番組ならではの個性豊かなクリエイターならではのチャレンジをしていってほしい。多種多様なリスナーが聴いている時間帯なので、全世代を通じてわくわくするようなクリエイティブな内容を今後望んでいる。

◇武田砂鉄さんと幸坂理加さんのコンビネーションはとても聴きやすく心地よかった。武田さんの冷静なトーンは落ち着いているが、もっと言いたいことがあるのではないかと思ってしまう。幸坂さんはリスナーの代弁者としてもっと質問やコメントを言っても良いのではと感じた。

◇夕方に気楽に聴ける情報バラエティとして定着した感がある。時間帯的にもっとニュースがあっても良いと思う。「ゲーミフィケーション」の話題はゲームにより生活を向上させるという面白い視点だった。全体的に音楽・交通情報・天気予報などコーナーはうまく配置されている。

 

以上

 

(TBSラジオ番組審議会事務局)