- 2021年5月31日(月)第192回 TBSラジオ番組審議会より
- 2021年5月13日(木)放送(6時30分~8時30分)『森本毅郎 スタンバイ!』
審議委員(敬称略)
委員長 | 渡邊久哲 |
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副委員長 | 伊藤英敏 |
委員 | 横山 真司 ペリー荻野 浜田 敬子 望月 優大 児島 満理奈 |
局側担当者
- 三村社長
- 碧海取締役
- 加藤UXデザイン局長
- 長谷川UXプロデュース部長
- 川原番組プロデューサー
- 吉野番組審議会事務局長
審議対象番組
2021年5月13日(木)放送(6時30分~8時30分)
『森本毅郎 スタンバイ!』
この番組は、「聴く朝刊」のコンセプトで、政治・経済・社会・スポーツ・街の身近な話題まで、すべてを独自の切り口で網羅した報道・情報番組です。 今年の1月に放送8000回を迎えた、TBSラジオの長寿番組であり、首都圏の朝のラジオで20年以上に渡り、一番聴かれている番組です。新聞各紙の朝刊の重要なトピックを取り上げ、曜日替わりのコメンテーターと共に詳しく解説しています。
委員の主な発言
- 番組開始当初から今も全く変わらないテンポで安心して聴くことができる。様々なコーナーがあり、バラエティに富んでおり、特に「現場にアタック」と「日本全国8時です」は話題としても、その解説も非常に聴きごたえがあり、説得感がある。
- 女性のコメンテーターがいない、さらにコメンテーターの年齢層が高いので、聴きやすい反面、同じ方向性で語っていることが多いことが気になる。もう少し若いジャーナリストや、女性のコメンテーターなど幅広い人選をしたほうが面白くなると思う。
- 番組の安定感は確保しながらも、もう少しチャレンジがほしい。リスナーに問題提起を発信して拡散させるなり、取り上げた話題がその後どうなったかを追っていくなり、いろいろな角度で掘り下げていくとさらに番組としての重みを増すだろう。
- 同じニュースがある程度繰り返されることによって、どこから聴き始めても重要なニュースを把握できるということはとても良い。新型コロナ関連のニュースがほとんどだったので、時期的に仕方がないと思いつつもそれでも話題が偏り過ぎていた印象を受ける。
- この放送回だけなのかもしれないが、森本毅郎さんがメインの番組の割にはコメントが少なく、物足りなさも感じた。例えば新規リスナーにとっては、森本さんのイメージはもっと切り込んだコメントをする印象があると思うので、もっと辛口の意見を聴きたいと感じるだろう。
- 「現場にアタック」の声を失った方に対する事業の話題はとても興味深かったが、そこに若いコメンテーターがいたりすると、テクノロジーの解説を補えたり、そのベンチャービジネスの背景にあるものなど、ちがった取り上げ方もできるのに、少しもったいないと思った。
- 出演者のジェンダーバランスは構造的な意味でどうしても気になる。コメンテーターの人選のバランスや、森本さんと遠藤さんの関係性とか、時代の流れの中でもう少しアップデートしたほうが良いと思う。
TBSラジオ番組審議会事務局