- 2021年12月20日(月)第197回 TBSラジオ番組審議会より
- 今年印象に残った番組・TBSラジオの放送全般に対するご意見について
審議委員(敬称略)
委員長 | 渡邊 久哲 |
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副委員長 | 伊藤 英敏 |
委員 | 横山 真司 ペリー荻野 浜田 敬子 望月 優大 児島 満理奈 |
局側担当者
- 三村 社長
- 武田番組審議会担当役員
- 萩原UXプランニング部長
- 長谷川UXプロデュース部長
- 加藤番組審議会事務局長
審議内容
『今年一年間のTBSラジオ全般に対する意見をアンケートにてお答えいただきました』
今年特に印象に残ったTBSラジオの番組はありますか?ございましたら、その理由もあわせてお書きください。
委員の主な発言
TBSラジオ番組全般についてのご意見、及び今後のTBSラジオに望むことをお教えください。
ラジオのサブスクリプションサービスについてのご意見
- ラジオ番組について、月額料金を払って「継続的に聴取したい」番組がそこまであるかは、正直なところ疑問。サブスクというよりは、単発の番組を都度料金を払って聴くことができるという、番組・オン・デマンドによりサービスが良いと思う。
- コンテンツやサービスに対して課金すると、延々と前のものを質量ともに上回るコンテンツを作り続けなければならず、少ない人数では、それはサステナブルな働き方と両立できない。そもそもコンテンツの量競争になってしまうと、Netflixとかには絶対に対抗できないですし。何に課金するのか、を論じるより、TBSラジオはどんな人たちに愛されたいのか、どんな人たちに寄り添うのかを議論した方がいいのかなと感じる。
- 「荻上チキさんを冠にした配信サービス」はあれば入りたい。radikoのタイムフリーやPodcastで不便な点があるので、その辺が解決するのであれば私はサービスを受けたいと思う。
- アーカイブを聞いてみたいとは思うが、通常の放送、radikoで聞き逃した番組を聴くだけで一日が過ぎていくことを考えると、かなり時間的な余裕がある人、ラジオについて考える時間がある人でないと、サービスの利用は難しいかと思います。角番組にはそれぞれのファンの方がついていると思いますので、パーソナリティの方を媒介とした番組ごとのオリジナルコンテンツがあれば入る人はいるのではないかと思いますそれから。NYTのDailyのような良質かつストック性のある(=古びづらい)外国語番組を翻訳したものがあったらいいなと思います。
- 最近は広告宣伝で人が動くというよりも、インフルエンサーの発信によって情報が動いている印象が強いので、巻き込み力の高い人をドンドン取り上げて局を知ってもらうのも戦略のひとつかと思います。コミュニティの中心にいるひとを取り上げることによって、「TBSラジオは私達の活動を応援してくれている」という好印象につながるのではないかと思います。
- ラジオの限らずポッドキャストなどを含めた音声メディア全般に触れていないという人はかなり多いと思います。コンテンツがつまらないということではなくて、単純に耳だけでコンテンツを味わうという生活習慣がない人が多いためで、メディアの問題が大きいと思います。新しいメディアも基本的に視覚ベースなので、このラジオの外側の視覚メディアでの接触のあり方をいかに主体的に設計するか、コントロールするかというところに何かがあるような気がします。
- 若いリスナーを増やすためには、あなたの掌のスマホにTBSラジオがあるということから知ってもらう必要がある。そのためには大学や商業施設、病院などにどんどん出ていく。「名物広報マン」を育成する。知ってほしいから顔を出す!というのは、泥くさいやり方ですが、インパクトはあると思います。
広報および番組宣伝のありかたについて
TBSラジオ番組審議会事務局