第211回 TBSラジオ番組審議会   「武田砂鉄のプレ金ナイト」

2023年4月24日(月)第211回 TBSラジオ番組審議会より
2023年4月7日  (土)放送(22時00分~23時30分)「武田砂鉄のプレ金ナイト」


 

審議委員(敬称略)

委員長 渡邊 久哲
副委員長 浜田 敬子
委員

望月 優大 大石 英司 片庭 慶子 川口 あい  

 

局側担当者

  • 三村社長
  • 武田番組審議会担当役員
    長谷川事業創造センター長
    後藤プロデューサー
    新野番組プロデューサー
    土倉番組ディレクター
  • 宮城事業創造センター員
  • 加藤番組審議会事務局長

 

委員の主な意見

〔審議対象番組〕
2023年4月7日(金)放送(22時00分~23時30分)
『武田砂鉄のプレ金ナイト』
ライターの武田砂鉄さんが毎週金曜の夜をペンではなくトークで凌駕する90分の番組で、前半は、武田砂鉄さんがいま本当に会いたい人をお招きし、じっくり向き合う「プレミアムトーク」。今回は、みうらじゅんさんをお迎えしました。後半は、講談社出版の本にまつわる話をする「金曜開店 砂鉄堂書店」とTBSラジオ・澤田大樹記者と1週間のニュースを振り返る「ニュースエトセトラ」をお送りしています。


〔委員の主な発言〕
◇私は武田砂鉄さんを存じ上げなくて本当に初めて聴きましたが、ラジオパーソナリティとしての安定感がすごくある方とおもいました。ただ、私の情報処理能力が追いつかない箇所がオープニングから結構ありタイムフリーで聞き返して内容を理解しました。ラジコの聴取スタイルはタイムフリー聴取者も多いということで、じっくり聴きたいトーク番組として支持されていると感じました。

◇内容が濃い分、聴くのにカロリーが必要で、何度も聴けば聴くほど内容がわかってくる番組で、聴き流しながら聞くには慣れが必要だなと感じました。コーナーごとの内容が濃く、情報的な価値、アーカイブ的な価値がとても高いのでポッドキャストとかにも向いている番組かなという印象を持ちました。


◇「ニュースエトセトラ」は、武田さんと澤田記者のお二人がニュース記事を掛け合いで紹介し、解説しながら進めていくというコーナーで非常に面白いと思いました。複数のメディアの組み合わせなども上手にされていて、リスナーを惹きつけるコーナーだと感じました。砂鉄さんのトークは中毒性があって、私も引き続き聴きたい番組の一つになりました。

◇武田砂鉄さんはツイッターのフォロワーが13万人もいるので、ツイッターと連動した企画などがあってもいいのではと思います。また、メールでリスナーからのコメント貰っていますが、もう、メールのお便りは若干古い感じがするので、ハッシュタグでツイッターでどんどん上げてもらうなどした方がいいと感じました。ユーチューブも、もう少しユーチューブのコメントから拾っていくと、多分書き込みはもっと多くなると思います。私は、砂鉄さんはTBSラジオの顔になれる人なのではないかと思っています。

◇武田さんは活字の人だと思っていて、非常にテンポ良くお話になるのが聴きやすいので少し驚きました。さらに、年齢が50歳ぐらいだと思っていたら40歳という事で驚きました。武田さんんは長寿番組に意欲を示していて、安住アナの『日曜天国』にあやかりたいみたいな感じのコメントも出しておられましたので、ぜひ頑張って頂きたいと思いました。
武田さんがヘビメタ好きとは知らなかったので、これも意外でした。

◇ユーチューブのアフタートークを見ましたが、アフタートークの雰囲気もとてもいいなと思いました。特に澤田記者とのかけ合いが、打ち合わせの様な自然な感じで進んでいてとても良かったです。ですので、アフタートークがスポットライトを浴びるような仕掛けがあってもいいのではと感じました。

                                  (TBSラジオ番組審議会事務局)